5月になりました。園庭の藤の花も咲いてくる頃です。

5月14日は母の日です。二十世紀初頭、アメリカの少女が大好きな母親を亡くし、その後、記念会を教会で催しました。その際、祭壇を母親の好きな白いカーネーションで飾ったそうです。その後、アメリカでは五月の第2日曜日を「母親に感謝し贈り物を贈る母の日」と制定したとのこと。日本にもその習慣がキリスト教を通して入ってきたそうです。現在、幼稚園では子どもたちは大好きなお母さんのために贈り物を作っています。忙しくても、いつも温かく子どもたちを見守っていらっしゃるお母さん方。いつも元気で明るく健康で生活できますようにお祈りいたします。

教会暦ではイースターから50日目にはペンテコステ(聖霊降臨)の日になっています。今年は5月28日。幼稚園では次の日にお礼拝です。弟子たちがみんなで祈っていたところ、炎のような舌(聖霊)が降りてきて、異国の言葉で話し始めました。これより弟子たちは世界中にキリストの福音を述べ伝えに出て行きます。世界中の教会のお誕生日となりました。ペンテコステとはラテン語で「50番目の日」という意味です。

幼稚園ではこのようにキリスト教や教会に関連した行事がたくさんあります。幼稚園では、それぞれの行事の意味をお話ししています。これからも、神さまに感謝しながらお祝いしていきましょう。

5月は田植えの時期ですね。水が張られた水田にかわいい苗が植えられていきます。その前にはそれぞれの農家のハウスの中で種から大切に育てられてきました。田んぼという外の世界に初めて出てきた苗は、家から外の世界に出る人間の子どものようです。太陽や雨の恵み、ときに台風、日照り、害虫…。世の中に出て実を結ぶということは自然界は難しいですね。子どもたちがたくましく自立できるように、私たち大人は、手をとりあって見守っていきましょう。