友だちと遊ぶ中で、子どもは自分と他者との違いを知っていくことでしょう。たくさんのぶつかりあいや葛藤を通して、悩み、考え、やがて理解し合い“共に生きる”ことを学んでいきます。認め合い、力を合わせることの楽しさ、喜びを味わうまでの“道すじ”を大切にしたいと思います。

子どもが夢中になって、いきいきと遊ぶことは、“生きる力”に大いにつながります。工夫したり、悩んだり、納得するまで繰り返す中で、思考や想像力、そして、“意志”が育まれます。ですから、好奇心や探求心を大切に受け止め、子どもと共に心を動かす保育をしていきたいと願っています。

子どもたちは、神様から命を与えられ、愛されているかけがえのない存在です。その個性と人格をありのままに受け止め、尊重することが、保育の第一歩です。信頼関係を築く中で、子ども自身が自分を信じ、自分らしい歩みを始めることができるように、絶えず応援したいと思います。

自然の美しさや不思議さに気づき、その恵みに感謝する心を育みます。けれども世界に目を向けるとき、現実には人と自然との関係や、国と国との関係に多くの課題があります。人と自然との調和、世界の平和に私たちがどう貢献できるのか、共に祈り、考え、やがて行動できる人になりたいと思います。